東京大学大学院農学生命科学研究科准教授

非常に安価で壊れにくい
農業ロボットの社会実装

プロフィール

農学博士、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授、株式会社ドローン・ジャパン顧問 東京大学大学院農学研究科農業工学専攻博士前期課程修了、株式会社クボタ、東京大学大学院農学生命科学研究科助手、北海道大学大学院農学研究院助教授を経て現職。真に農業現場の役に立つ農業ロボットの研究開発に取り組んでいる。

これまでのロボットについて

今まで30-40年ほど研究が行われてきました。その中で、収穫というのが解決すべき課題で色んな方が取り組んできました。現在においても、比較的よく行われるのは、工業用のロボットをそのまま農業に活用するという方法ですが、非常にコストが高くなってしまいます。また、農業の利用場面というのは、工場の中とは環境が違いますし、湿度や温度という様々な別の問題があります。 それを解決するには、非常に安価で、尚且つ壊れにくいものでなければならないのですが、技術発展が進まずに実用化が進まなかった経緯があります。

AGRISTのロボットについて

それに対してAGRISTのロボットは、非常にローコストで、尚且つ農家さんと一緒に取り組んでいることで実際の農家さんの知見が入っていますので、今までのロボットとはかなり違ったものになっています。過去のロボットにおいて、牛に餌を与えたり、工場内で物を搬送したりするなど、一部においては、吊り下げ式で動かすというものもありましたが、ハウスの中において吊り下げ式で動かすというのは、あまり考えられたことが無かったと思います。 その理由としては、吊り下げるために必要なレールやワイヤーが追加コストとして大きなものになるのではないかという仮説のもとに、あまり望ましくないと考えられて今まで使われてこなかったのだと思います。そのために、既存のレール上を走ったり、地面を自走したりするという方式が採用されてきました。 AGRISTの採用しているワイヤーが低コストで、農家の方が一般的に使用している資材を使って、吊り下げ式を実現できたのは新しい発見、今まで気が付かなかった発見であると思います。また、AGRISTのロボットの様にシンプルな構造で、尚且つ作業性を広くできるというのは、農業ロボットにおいて非常に大事な点になると思います。

AGRISTの未来について

一概に農業ロボットと言っても、その中に含まれる必要な技術・要素は多岐にわたります。農家の方は、それを全部一人でマネジメントしていますが、今回の様な収穫という作業から、管理面の判断や経営に対する判断など、1つの同じアイディアでは解決できない部分があります。 これからAGRISTには、スタッフの管理に精通した方や植物の成長に詳しい方などを仲間として取り込んで、1つのチームとして開発を進めていくことが大事だと思います。

想い

農家と共に開発を進めてるところがAGRISTの強み

東京大学大学院 准教授海津 裕氏

取締役兼最高執行責任者 高橋慶彦

日本の農業を守ることは日本の伝統を守ること

プロフィール

AGRIST株式会社 取締役COO/共同創業者 10歳から家業の印刷会社で働く。米国シリコンバレーの大学でデザインを学び、広告代理店を設立。メディア開発・人財育成・空き家再生を事業化し、宮崎県新富町へ移住。農業課題を解決するAGRIST設立。EO North Japan 理事。

AGRISTの存在意義

ミッション・ビジョンとして掲げているように、世界の農業の課題を解決し、100年先も続く農業を実現することが、私たちAGRISTの存在意義です。そして、この核となる志に共感したメンバーの集団が、AGRISTです。 私自身も、このミッション・ビジョンに共感しメンバーとなりました。今、私の中にあるのは、日本の産業と文化の根幹である農業を守り、人類の未来に貢献するという意志です。

農業地域・秋田で生まれ育ち宮崎へ移住

その背景にあるのは、幼少期の体験と農業に対する想いです。私の故郷は、秋田県の南部にある横手市雄物川町という場所です。本当に田舎で、横手盆地という盆地の中、見渡す限り田園風景が広がっています。実家は10軒弱の集落にあり、南北に1kmくらい、東西は10数kmにわたって田んぼしかないような所です。 私が小学5年生の時、父が会社を創業するまでは、いわゆる兼業農家でした。幼少期は、お米が育つのを種まきから見てきたり、稲刈りを手伝ったりしていましたので、自分にとって農業は身近な存在であり、地域にとって大切なものだと感じていました。 また、祖母が畑で家庭用に野菜やイチゴを育てていたり、近所の方々から色んな野菜を貰ったりしていましたので、新鮮で美味しいお米や野菜を食べている自負がありました。しかし、地方創生を実現するために宮崎県新富町に移住し、野菜を食べて、その美味しさに衝撃を受けました。特に、ピーマン・きゅうり・トマト・ズッキーニは、別格だと感じました。

儲かる農業とテクノロジーの融合

移住して宮崎県新富町の農家さんと関わるようになり、その理由が分かりました。もちろん、宮崎という気候や土地の利もありますが、品質と収量を高めることと稼ぐ農業への意識がもの凄く高いということです。 例えば、宮崎県新富町の若手農家さん10名弱が、毎月1時間半から2時間ほど、「儲かる農業研究会」という勉強会を自主的に行っています。そこでは、夕方6時半ぐらいから、お酒を一滴も飲まず、自分たちの勘や経験だけでなく、IoT機器を使ってセンシングした様々なデータに基づいて、コンサルを入れながら、改善するための議論と経験・情報の共有を行なっているのです。 本当に自分たちが良いものを作って、それを消費者に届けて、その結果として、自分たちの所得を上げるため、真剣に真摯に取り組んでいる姿勢に感銘を受けました。それと同時に、これまで農家さんの手や目や頭で行なってきた部分をテクノロジーで補う重要性を感じました。

農業の危機は日本の危機

故郷である秋田県横手市や宮崎県新富町を含めて、日本全国で農家さんの高齢化が進み、人手不足や後継者がいないという状況を見て、このままでは日本の農業は大変なことになるという危機感はずっとありました。 なぜなら、農業の衰退は、自給率の低下、そして、国力の低下に直結すると考えていたからです。加えて、田畑が荒れ、放置された空きハウスが増えていくというのは、それだけで地域衰退の象徴となります。 私は、日本において、農業と食と文化が密接に繋がっていると考えています。例えば、文化の象徴の1つとして挙げられる「祭り」。その多くは、五穀豊穣や地域の発展を神に祈ることに起源があります。これまで、日本人が紡いできた文化や歴史というのは、農業と切り離せないものです。農業が廃れていけば、いずれ文化が廃れていくでしょう。なぜなら、風習や慣習の意義自体が喪失してしまうからです。 日本の地方において、農業は産業と文化の根幹であり、農業を持続可能なものにすることは、地域を持続可能なものにすることへ繋がると私は考えています。

テクノロジーの活用で儲かる農業を実現

しかし、今から急に若い人たちに農業をやりましょうと言って農業人口を増やすことは、容易ではありません。実際、農家さんの多くが、子どもに農業をやろうと推奨していない現状があります。その根幹にあるのは、「農業は儲からない」という是正すべき認識があるからです。 今後、日本の農業を考える上で私は、大きく2つのポイントがあると考えています。1つ目は、儲かる農業を実現すること。もう1つは、人手不足を補うテクノロジーの活用です。 私は、農家さんを尊敬しています。なぜなら、多くの農家さんが、日本の食を支えるという使命感をもって、農業に取り組んでいるからです。しかし、使命感だけでは、持続可能にならないのが現実です。日本の若者が、「農家になりたい。自分が日本の農業をより良くしたい。」と考えるには、産業として儲かるというのは必須条件だと考えています。 その上で、現状の少ない人的リソースの中、いかに効率的に儲かる農業というものを実現していくかを考えた時、テクノロジーの活用が鍵となります。IoT・ロボット・AIなどのテクノロジーをきちんと農業に掛け算できれば、日本の食や文化を守ることにつながり、さらに言えば、これから世界規模で訪れる食糧問題に対して、日本という国が様々な貢献をできるようになります。

日本の魅力を世界に伝える

私は、これまで紙のメディアに関わる印刷業、デジタルなメディアに関わる広告代理業、リアルなメディアに関わる空き家・空き店舗の再生プロデュース開発というビジネスを通じて、「日本の魅力を世界に伝える」という使命を実現してきました。 日本の魅力として、食と食に関連する地域の文化や歴史は、世界に誇れるものだと考えています。だからこそ、その価値を伝えて、それを紡いでいきたいと考えています。 今回取り組む農業ロボットの開発は、全く異なるドメインの様に感じるかもしれませんが、自分自身の中では、幼少期の体験から農業に対する想い、農家さんへの感謝と尊敬の念、日本の魅力を世界に伝えるという使命という連続性と一貫性があります。

農業を守り幸せの連鎖をつくる

また、食べることが好きな私にとって、美味しいものを作ってくれる農家さんはとても重要な存在です。そんな農家さんが良いものを作ってくれる環境づくりのお手伝いをして、農家さんがもっと幸せになってくれたら、それ自体が、私を含めたみんなの幸せに繋がると信じています。 私がローカルでビジネスを始める時に大切にしている考えの1つに、「地域の人にとって誇れる場をつくる」というものがあります。宮崎県新富町を含め、日本の地方の多くは、主幹産業が農業ですので、農家さんがもっと元気になって、もっと幸せになれば、それ自体が地域の人たちにとって誇りになると考えています。 それを個人的にも関心の高い、ロボットやAIを活用したビジネスで実現できることに、ワクワクしています。宮崎県新富町の若手農家さんは、その活用に抵抗感が無いので、共にチームとして、その開発を進めていけることも非常に楽しみです。

小さな町から、農業にイノベーションを起こす

人口約1万7000人の小さな町でスタートする取り組みが、日本の農業の課題を解決する。そして、そこで蓄積した技術と叡智が、これからの世界の農業の課題を解決していく。その結果、100年先も続く農業と地域を実現する。 AGRISTの一員である誇りを胸に、人類の未来のため、事業を推進していきます。そして、そんな未来をつくるチームとして共にチャレンジしていきましょう!

想い

日本の農業を守ることは日本の伝統を守ること

取締役 兼 最高執行責任者高橋慶彦

社外取締役 兼 技術アドバイザー 秦裕貴

人が幸せになれる農業の追求と共有

プロフィール

高専からロボット開発・技術開発の道へ 子供の頃から家具や小屋を作るなど、ものづくりが好きで高専に進学。高専で は機械工学と制御を学び、ロボットや自動化システム開発の基礎を学ぶ。高専5年時に開発したスケボー型パーソナルビークルを投資家に絶賛され、自らの技術を活かせば世の中に直接影響できる可能性を感じる。 技術系ベンチャーとして、国の研究開発にも参画 2014年、当時高専学内で黎明期であった合同会社NextTechnologyへ参画。スタートアップから中小企業まで幅広く研究開発を受託し、ホームロボットの試作機開発や特殊3Dプリンタの開発などに従事。2017 年より同社の代表へ就任。受託開発のみならず、北九州市が主催する官⺠IoTプロジェクトのメンターとしての活動や、国の研究開発プロジェクトへの参画、ドローン開発力を競う世界大会への出場など幅広く活動している。 高専の人財を活かし、日本を強くする 2019年には、研究開発を受託できる企業が高専内にあることの可能性を再認識し、全国の高専へこの仕組みを広めるべく、全国の志ある高専生がチャレンジするためのプラットフォーム「高専起業部」を立ち上げる。「高専から日本を強くする」をテーマに、自動車メーカーやJICA、地方自治体などと高専生とのコラボ企画を展開している。 技術系人材が世界の農業を変えるベンチャーを設立 農業を持続可能なビジネスにしたいと考え、高専発の技術と人財で貢献したいという想いから、世界の農業課題を解決 する農業ベンチャー「AGRIST株式会社」を設立。ロボット開発の最高技術責任者を担う。

農業の課題を解決し、農家さんを救う

元々、農業に関心があり、課題を解決したいと考えていました。以前は、いかに収量を上げられるかということを考えていましたが、宮崎県新富町に行き、現場で農家さんのお話を聞いたことで考えが変わりました。 収穫という作業に時間を要し、人手が足りないため、収量を上げたところで収穫できないということが重要な課題であると分かり、自動収穫ロボットの開発をスタートしました。 私は、元々料理をするのも食べるのも好きで、人が食べるものを作っている農家さんは偉大だと考えています。そんな農家さんが、経営が苦しいと言っている現状はおかしいと感じていました。それを変えたいんです。

心の豊かさと経済的な豊かさが両立できる農業

実は、高専を卒業して今の会社に参画する時、自分で農家になるか、ベンチャーとしてチャレンジするか悩んでいたんです。その時、周囲からも農家さんになるのは止められましたし、農業の現状を自分で分析しても厳しいと感じて、今は自分の持っているエンジニアリングを活かした仕事をして、いつかその経験を農業に活かしたいと考えていました。 自分は、自然と向き合いながら、心が豊かになる仕事の1つとして農業があると考えています。農家さんを助けたいという想いがある一方で、将来的には、自分が農家になっても生きていける農業を実現したいと考えている部分もあります。 それは、心の豊かさと経済的な豊かさが両立できる農業の実現です。自分も含め、農家さんになりたいと考えた人が、きちんと仕事の選択肢の1つとして、農業を選べるようにしたいです。

人が幸せになる農業の未来

日本は、これから人類が向き合う様々な課題の先進国であるという観点からも、私たちが農業というテーマに対して取り組むことには意義と価値があると考えています。 AIやロボットなどの発達で、植物工場で野菜が大量生産される未来も現実になると思います。ただ、農業の未来には、別の形も存在していると信じています。それは、自由に、本当に美味しいものを作りたいと考える農家さんが作る野菜を食べることで、心が豊かになる未来です。 食糧不足の本質的な問題は、経済の格差やパワーの格差によって生じる、幸福度の格差だと考えています。私は、農業にテクノロジーを掛け合わせることで、作る人も食べる人も幸せになる農業を実現したいです。 そして、日本だけに止まらず、世界中に人が幸せになる農業をインストールしていくことで、感謝の連鎖が生まれる社会に貢献したいと考えています。

想い

人が幸せになれる農業の追求と共有

社外取締役 兼 技術アドバイザー秦 裕貴

執行役員 高辻克海

チームでロボット開発を行い
世界の農業の課題を解決する

プロフィール

高専でロボコンに出場し、全国優勝
福岡県福岡市出身、1998 年生まれ。幼い頃からものづくりに興味があり、中学校卒業後北九州工業高等専門学校の電子制御工学科に入学。高専入学後はロボコンチームに所属し、2014 年から2018 年までの5 年間ロボット製作に没頭。2015 年から2018 年は4 年連続で高専ロボコン全国大会に出場し、2017 年大会では全国優勝を果たす。

世界のロボコンでも3位入賞
高専卒業後は北九州工業高等専門学校の専攻科に入学し、中国で開催されるロボットコンテスト、Robomaster に参加するなど海外でのコンテストにも参加。Robomaster ではロボットがゴルフボールを射撃し合う競技のため、より頑丈で確実に競技をこなせるロボットを製作する必要があり、高専ロボコンとは異なる思想でロボットを製作。

ロボット開発経験を活かし、企業のプロトタイプを製造
専攻科入学後はこれまでのロボット開発経験を活かし、学内のベンチャー企業、NextTechnology でロボットや装置の開発にも携わる。機構の設計や部品加工の経験が比較的多く、主にロボットの機械分野を担当するが、制御や回路分野の知見もあり幅広く対応可能。

技術を活かし、農業の課題解決のためベンチャーに参画
ロボコンで気付きあげた技術と思想を活かしてロボット開発で日本の農業に貢献したいという想いから、農業課題を解決するために農業ベンチャー「AGRIST株式会社」に参画。ロボット開発のスペシャリストとしてチームに貢献。

ロボット開発で農業を変える

私は、AGRISTで最高技術責任者という役割を担っています。自らプロトタイプの設計・製造に関わりながら、全体の開発マネジメントを含めてロボット開発に関係するプロジェクト全般を推進しています。

自分の専攻は、プログラミング開発を行うソフト分野でしたが、高専のロボコンでリーダーになるという経験を通じて、ロボットの設計や開発を行うようになりました。ですので、ソフトとハードの両方の開発を統率しながら、プロジェクトを遂行しています。

自分が関わることで、世界の農業の課題を解決するロボット開発を実現したいと考えています。

農業と日本の未来をつくる

社会に対して、自分の強みを活かして農業という分野で貢献できることに喜びを感じています。その背景には、祖父の存在があります。

私の祖父は家庭菜園をしていて、夏休みになると祖父の家に行って手伝い、そこで採れた野菜をその日に食べるという経験はしていました。子供の頃に、そのような体験した農業に対する想いがあり、これから農業に関わっていきたいと考えています。

これまでの農業には、人の力で育て収穫していた部分がまだまだあります。そこにロボットを導入することに夢を感じ、これからの日本の未来をつくる一員になるという部分にもワクワクしています。

農業の現場でロボット開発をする意義

高専で自分の進路を考えている時、働く意味をどう見出していくのかということを考えていました。その中で、大企業に就職して製品開発しても、成果物やその成果に対する貢献度のようなものを感じにくいのではないかと考えていました。

その点、宮崎県新富町でのロボット開発は全く違います。実際に農作物を栽培・出荷している農家さんのハウスに来て、一緒にロボットを作っていると、その場で自分に対するフィードバックを得られますし、その場で喜んでもらえるので、自分の価値をすごく感じることができます。

高専からロボット開発に没頭

私の出身は福岡県福岡市、育ったのは福岡県田川市で、中学卒業後は北九州高専に実家から通っていました。高専に入学してすぐ、ロボコンを作る部に入り、そこから5年間ずっとロボットを作り続けていました。

その後は、ドローンメーカーとして有名なDJIが主催する「RoboMaster」という世界規模のロボコンのチームに参加して、中国で開催された規模の大きいロボコンにも出場しました。ロボマスターに参加したチームは、福岡にあるベンチャー企業が運営していて、ロボットをつくる有志が集まってできた団体です。そこで、世界を目指してロボットをつくり、昨年は世界大会でベスト16まで進出できました。

ロボット開発はチーム力が鍵

元々、車やバイクが好きで、機械やモノ作りが好きになり、ロボット開発にのめり込みましたが、一緒に開発したメンバーが良かったのだと感じています。同じ目標を持った人たちが集まっているので、みんなんで切磋琢磨しながらロボットを作っていくっていう感じが喜び変わりました。

ロボコンは、チームで役割分担をして作るため、他の一般的な運動部とかと比べるとチーム運営の色が強いと感じています。そこで、団結して何かを成し遂げるというところも魅力でした。AGRIST でも、そういうチームをつくっていきたいです。

外から人が集まる宮崎県新富町の魅力

北九州高専と宮崎県新富町とのつながりから、AGRISTのロボット開発に参加させてもらうことになりましたが、実は私の母が宮崎県延岡市の出身ということもあり、運命というか何か縁を感じました。

実際に、宮崎県新富町に来てみると、地域の人たちの人柄が良く、外から来た私を受け入れてくれました。地方でよく聞く、外者を受け付けない排他的なイメージは全く無いです。実際、地域には多くの移住者がいて、自分らしい生き方・働き方を実現しようと、様々な事業にチャレンジしています。

私の地元でも色々チャレンジしようとしている人はいますが、多くの人が失敗しています。その原因は、人を集められなかったり、外部から人を呼んでも地元の人との軋轢が生じて帰ってしまったりしています。

そのような人と人とのネガティブな因子が少ないということは、宮崎県新富町の魅力だと思いますし、これから開発チームをつくっていく上で、大きなアドバンテージになると考えています。

チームとしてロボット開発で社会に貢献する

まずは、今の収穫ロボット開発を進めながら、農業の人手不足という課題を解決していきたいと考えています。そして、将来的には、AIを活用した農場の最適化や病気や不作の早期発見まで進化させながら、世界の農業の課題解決に貢献していきます。

そのために、共通のゴールを目指す、AGRISTという強いチームをつくっていきたいと考えています。

想い

チームでロボット開発を行い
世界の農業の課題を解決する

執行役員 兼 最高ロボット開発責任者高辻 克海